謹賀新年

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2020年、あけましておめでとうございます。

今年は子年です。古事記には大国主命のいのちを助けたという話が載っています。

元日の朝たべる雑煮には、大晦日の夜にお供えした年神様の食べられたおさがりを食べることにより、神様の力をいただくという意味があります。雑煮はいわば神様の力みなぎる食べ物ということになります。

おせち料理は単なるお祝い料理ではなく、本来は季節の節目に神様に備えた食べ物でした。

料理にはそれぞれ意味があり、黒豆はまめに働く、カズノコは子孫繁栄、栗きんとんは黄金のような豊かさ、ゴボウは細く長い幸せ、昆布巻きは喜び、紅白蒲鉾は魔除けと清浄などです。重箱に入れて「めでたさを重ねる」のです。

どうぞ折々の季節の材料をおいしく料理して丸ごといただき、今年も元気に過ごせますように!

宴屋は、今年が皆様にとって幸多い一年となりますようにお祈りいたしております。